2018年1月11日木曜日

いつか起きる気がしていた。パート1

成人式が終わりました。



美容師として

これにて やっと年が明けたなと感じるのです。


そんな矢先に こんなニュースが流れて来ました。


某振袖販売業者が成人式当日にバックれて着付けが出来ないというニュースが





よくお客様に


「 成人式は忙しくて大変なんですよね 」




と言われるのですが



通常の営業でも予約がビッチリだと変わらず忙しく大変です。





美容室で
成人式が 本当に大変なのは



何と言っても 




その日受けた予約は何があっても仕上げなければいけない 



というプレッシャーなのです。





成人式当日まで、風邪や怪我をするわけにはいきません。




通常の提供メニューであれば急病などのアクシデントが起こった時は、


予約の日時の変更をお願いすることも可能と言えます。




ですが、成人式当日に



具合が悪いので
すみませんが 来週に変更してくださいとか


来年の成人式にしてもらっても良いですか?


なんて 当然ですが言うわけにはいきません。




通常メニューであれば、どうしても その日でなければならないのなら他店に行って行うこともできるでしょうが

成人式の当日は他店も成人式の予約でふさがっているので

急遽請け負ってもらえる保証もありません。





基本的に当店の場合、長らくご贔屓くださる(親子三代で来てくださるお客様など)常連のお客様のお支度をメインにしているので、
長きに渡って築いた信頼を失うような事態になっては一大事です。





と 言うわけで


成人式の予約を請け負っている美容師さんは


年末年始の休暇中も 


心の何処かに



成人式が終わるまで


万が一の事態になってはいけないとプレッシャーを感じているのです。




なので




成人式が終わると



・・・・

「 終わった〜〜!! 」



と プレッシャーから解放され



心晴れ晴れと

『 やっと年が明けた! 』 と感じるのです。




昨今は 着物の販売もレンタルなども
販売促進から 


『 着付けや当日のお支度も無料です! 』

という触れ込みで


2年も前の18歳の高校卒業前から営業獲得のデッドヒートしています。


その結果

美容室で成人式のお支度をする人も過去に比べると減って来ています。

(私としては 沢山予約を受けると時間をどんどん早く繰り上げないといけないので、めちゃ早起きして慣れない着物を長時間式典まで着たりさせないで済むので良いのですけどね)

 

それと同時に着付けをメニューにしていない
美容室も増えています。



七五三のお支度もスタジオ○○○などでやるなど 

お祝いごとの着付けは ホテルや式場で
お悔やみは斎場などでと


全て他の業者で行えてしまうからです。



美容室の着付けメニューも新形態のビジネスモデルにずっと押されいたわけです。


ただ最近は、そのような形態のビジネスモデルも以前のようには利益をとることが難しくなっているんですね。

少子化は進み客数のパイはへり 似たような形態での競争も激化しているからです。


昔は着物を着る。と言うのは日本の文化であり、日常だったので
着物の販売も今とは違う状態だったと思います。


時代はどんどんスピードをあげて変化して行くので
同じ状況は永遠には続きません。競争も激しくなれば、利益率は落ちて行き、どんどんどこかにしわ寄せが行く



そうすると、無茶をする輩が普通に現れるものです。




だから 遅かれ早かれこんな自体は起こるとどこかで思っていました。







現にそのような業者からの人員獲得のオファーを受けた人材派遣会社が美容室に営業電話やFAXDMで、人員を余っていたら回して欲しいと平気な顔で営業して来るんですから・・・


よくもまぁ、そんな営業ができるもんだなぁ・・と思うのですが







本家の美容室にお客がいないと、足元見られて手伝いに行くんですかね




だとしたら これは、泣き泣きですな。。





とにかく、人材の手当がつかなくなっているんですね
(同じことを皆しているので当たり前です。)






ほかにも お客様でこんなケースもあります。



長くなってきたので 次回に続く













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